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COLUMNコラム
2025.9.2

モルックのルールを知ろう!
奥深い魅力&楽しみ方を徹底解説!

シンプルながら追求のしがいがある奥深いスポーツとして、世界中で話題になっている『モルック』。

本記事では、モルックの大まかな概要や魅力について、分かりやすくピックアップしてみました。

「モルックって何?」「どんなメリットがあるの?」という方は、本記事を参考にしてみてください!

モルックって何?

モルックの道具

世界各地でブームを起こしているモルックですが、どのような来歴をもつスポーツなのでしょうか?

まず、モルックの来歴や遊ぶために必要なパーツについて紹介していきます。

発祥&歴史

モルックは、フィンランドのカレリア地方に古くから伝わる『キイッカ』というゲームをルーツとしています。

数百年の歴史をもつゲームをベースに、Lahden Paikka社(旧:Tuoterengas社)が改良を重ね、1996年にモルックというアウトドアスポーツが生み出されました。

戦略的にピンを倒したり、交互に攻防を繰り広げる様子から、ボーリングやビリアードをイメージする方もいるかもしれません。

発祥の地フィンランドでは、ビールやサウナに並び親しまれるポピュラーな存在であり、BBQやレジャー施設などの屋外活動の余興として行われることも多いようです。

必要な道具

モルックをプレイするには、『モルック』『スキットル』『モルッカーリ』の3種類の道具が必要です。

・『モルック』:投げる用のパーツで、長さ20cmほどの木製の棒。
・『スキットル』:1~12までの数字が刻まれた12本のピン。
・『モルッカーリ』:モルックを投げる目印となるパーツ。

モルックで遊ぶには、地面に置いたモルッカーリを超えてしまわないようにモルックを投げるコントロール力が求められます。

モルックのルール

モルックをする様子

モルックのルールはいたってシンプルで、モルックを投げて倒したスキットルで点数を稼ぎ、先にぴったり50点を獲得したチームが勝利となります。

しかし、勝ち方は単純でも条件が細かく設定されているルールが多くあるため、進行の際は注意が必要です。

以下に、正しくモルックをプレイするためのルール一覧をまとめたので、本格的に楽しみたい方は確認しておくと良いでしょう。

・50点を超過した場合、25点に減った上でゲームを再開する。
・3回連続でスキットルを倒せなかった場合、0点扱いで失格になる。
・必ずモルッカリより後ろのスペースからモルックを投げる。
・モルッカリを踏む・触れる・投下後にモルッカリをはみ出した場合は0点となる。
・上投げや横投げはNGで、モルックは下から投げる。

モルックは簡単そうな雰囲気によらず、反則・失格判定となる条件がシビアなスポーツです。

初心者や幼いお子さんが多い場合など、シチュエーションに応じてルールの調整・共有を行っても良いかもしれません。

基本の遊び方

まず、モルックを投げるスタート地点にモルッカーリを配置し、そこから3~4mほど離れた位置にスキットルを並べます。

対戦型スポーツのため、最低でも2チーム以上が必要になりますが、参加人数自体は自由に決められるのも良い点です。

プレイするチームを2つ以上編成し、順番を決めたらプレイを開始しましょう。

なお、倒されたスキットルは、その地点で再び立てられていくため、後半戦になるほどスキットルの範囲が広がり難易度が上がっていきます。

モルックの並べ順

モルックの配置順は公式に決められた並べ方があります。

最前列に「1」「2」を横に並べ、2列目に「3」「4」、3列目に「5」「11」「12」「6」、最後列に「7」「8」「9」を配置していきます。

また、同点で引き分けとなった場合、『モルックアウト』というルールが適用されるサドンデスが行われます。

手前から斜め後方にかけて、「6」「4」「12」「10」「8」 の順にスキットルを配置した上で、各チーム1回ずつモルックを投げ、総合得点が高いチームが勝利するルールになっています。

得点のカウント方法

モルックは、得点のカウントに関するルールも細かく定められています。

1本のみ倒れた場合は、【スキットルに書かれた数字=獲得点】です。

例えば「3」のスキットルを1本倒した場合、3点獲得したことになります。

2本以上のスキットルが倒れた場合は、【倒れたスキットルの本数=獲得点】という扱いになります。

このため、スキットルが11本倒れたら、その本数分の11点を獲得したことになります。

なお、他のスキットルにもたれかかって完全に倒れなかった場合、得点がもらえないため注意しましょう。

モルックの持ち方&投げ方

モルックを投げる子供

モルックを投げる際は『必ず下の方から』というルールがありますが、これさえ守っていれば様々な持ち方で投げることができます。

縦持ちや逆手持ちなど、モルックの握り方によって飛ばしやすさや利点が異なるため、自分の力量や戦局に合わせた方法を選ぶことで、ゲームを有利に進めることができるでしょう。

下手投げ

モルックの基本となる投げ方で、狙い通りに投げやすい投法と言われています。

周辺の障害物から距離が遠いスキットルを確実に倒したい場合におすすめです。

また、両足を揃えたままの人や前後に開く人など、モルックの投げ方にも個性が出やすく、自分に合ったスタイルを選びやすいフォームと言えるでしょう。

縦投げ

モルックを縦向きに持って投げる方法で、高度なコントロール力が求められます。

あまり遠く離れていない横並びのスキットルから、お目当ての1本だけを狙い打ちしたい場合に使うと良いでしょう。

ラハティ投げ(スピード投げ)

モルックが生まれたフィンランドの都市ラハティで編み出された投法で、手前から転がすような動きで腕の勢いをつくり、遠くへ投げ飛ばすことができます。

また、スキットルをより広範囲にばらけさせやすく、対抗チームの妨害にも役立てることができるでしょう。

ただし、バウンドによる軌道の変動も生じやすいため、利用するスペースの地面の相性を見極める必要があります。

裏投げ(ふんわり投げ)

下手投げとは逆手でモルックを握り、軽くバックスピンをかけてから投げる方法で、放物線状の軌道を描きやすいフォームでもあります。

縦投げ同様、コントロールが難しいですが、縦並びのスキットルのうちお目当てだけを狙い打ちしたい場合に適した投法です。

また、着地後の動きを抑えやすいため、スキットルのフォーメーションをあまり崩したくない場合も活用すると良いでしょう。

モルックのおすすめポイント

モルックをする人たち

頭脳戦や駆け引きで盛り上がる

前述した通り、モルックには『50点ちょうどでクリアできる』というルールがあるため、目標の点数が近づくにつれて、「いかにして条件を達成できるか」を考えながらプレイしていく姿勢が求められます。

対戦チームの様子を伺いつつ戦局を読み、勝利に導くための攻略法を実践していく醍醐味があると言えるでしょう。

エイジフリーに楽しめる

使う道具の種類も少なく勝利条件も単純明快なため、老若男女問わず幅広い世代で楽しむことができます。

また、メンバーでスキットルを立て直したり、見事なファインプレーで場が盛り上がるケースも多く、親睦会やレクリエーションにもぴったりなスポーツと言えるでしょう。

様々な場所でプレイできる

公園などの屋外はもちろん、道具とスペースさえ確保できれば室内でもプレイできます。

また、地面によってモルックの跳ね具合やスキットルの倒れやすさが変わるため、行う場所で難易度が変わるのも奥深い点と言えるでしょう。

モルックのルールを知ろう!奥深い魅力&楽しみ方を徹底解説!|まとめ

今回の記事では、モルックのルールや必要な道具、おすすめのポイントについて解説しました。

奥深さと親しみやすさを兼ねそなえたモルックの魅力は伝わりましたでしょうか?

ジョイポリスにもモルック専用のエリアがあるため、少しでも興味を持てた方は是非お越しください!

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